Apple Musicのメンバーシップに登録すると、歌詞を見ながら音楽を聴くことができます。Apple Musicの歌詞表示には、カラオケのような「歌っている部分を追尾する機能」が備わっており、カラオケ練習や歌詞を見たい場合にとても有効です。
また、2022年12月には「Apple Music Sing」という機能も新たに追加され、ボーカルの音量を調節してカラオケを楽しむこともできます。
今回の記事では、歌詞の表示方法がわからないという人のために、Apple Musicで歌詞を表示する方法を解説していきます。
スマホでApple Musicの歌詞を表示する方法
Apple Musicの曲の歌詞を表示する方法はとても簡単です。歌詞表示手順は、iOS端末(iPhone/iPad)、Android端末共に同じとなります。
[1] 「Apple Music」アプリを起動しましょう。
[2] 歌詞を見たい楽曲を見つけて再生します。
[3] 再生を始めたら、画面左下にある吹き出しアイコンをタップすると歌詞が表示されます。
[4] これで再生している歌詞の表示が完了です。
歌詞は再生している部分に連動して拡大表示されるため、カラオケで歌っている時と同じ感覚で見ることが可能です(表示されていない歌詞はぼかしがかかり、今どの部分を歌っているのかがわかりやすく表示されています)。
歌詞を表示した時点では操作ボタンが表示されていますが、時間と共に消えるため、そのまま全画面表示が可能となります。
歌詞を全文表示させる方法
[1] もし、歌詞を全文表示させたい場合は歌詞が表示されている画面で右上の「…」を選択しましょう。
[2] 「歌詞をすべて表示」を選択します。
[3] すると歌詞の全文を見ることができます。こちらの画面では歌詞の追尾表示はされません。
PCでApple Musicの歌詞を表示する方法
ここでは、Apple Musicデスクトップ版アプリを使って歌詞を表示する方法をご紹介します。
[1] Apple Musicアプリを開き、歌詞を表示したい楽曲を再生します。
[2] 画面右上にある吹き出しアイコンをクリックすると歌詞が表示されます。
[3] これで歌詞の表示は完了です。
スマホ同様、歌詞は曲に連動して表示されるため、カラオケ練習や歌詞を覚える際にオススメです。
歌詞を全文表示させる方法
Macでは歌詞を全文表示させることが可能です。歌詞を全て把握したい場合に有効な方法です。
[1] Apple Musicアプリを起動して、再生したい楽曲を「Control」キーを押しながらクリックしてメニューの「情報を見る」を開きます。
[2] 曲の詳細情報が表示されるので、「歌詞」タブをクリックして歌詞を表示します。
Apple Musicの歌詞をシェアする方法
表示させた歌詞はInstagramストーリーズやショートメッセージなどに共有することも可能です。
[1] 歌詞を表示させ、共有したい歌詞のフレーズを長押しします。
[2] すると段落ごとに最大150文字まで歌詞を選択できます。選択後、共有先のサービスを選択します。
[3] メッセージアプリを選択すると、歌詞のフレーズをそのまま特定の人物に送信することが可能です。
[4] Instagramを選択するとストーリーズに選択した歌詞を投稿することができます。
購入した曲やCDから取り込んだ曲に歌詞をつける方法
音楽配信サイトで購入した曲やCDから取り込んだ曲など歌詞がついていない曲は、デスクトップ版アプリのApple Musicから歌詞を登録することが可能です。こちらではMacでの歌詞の登録方法についてご説明します。
[1] Apple Musicのデスクトップ版アプリを開き、歌詞を登録したい曲の「…」を選択します。
[2] 「情報を見る」を選択します。
[3] 「歌詞」を選択します。
[4] 「カスタムの歌詞」にチェックを入れ、歌詞を入力し「OK」を押して完了です。
カラオケができる機能「Apple Music Sing」も利用可能に
2022年12月からは、Apple Music内で歌詞を音節ごとに追いながらカラオケができる「Apple Music Sing」という新機能が追加されました。Apple Musicで現在配信されている数千万曲が対象となっており、今後も対象楽曲は増えていく予定です。
Apple Music Singは従来の歌詞表示とは異なり、歌っている箇所に合わせて文字が1文字ずつハイライト表示されるので、よりカラオケがしやすいデザインとなっています。
また、コントローラーでボーカルの音量も自由に調節することができ、完全にボーカルをキャンセルすることも可能ですし、アーティストと一緒に歌うことも可能です。
Apple Music Singは以下のデバイスでご利用いただけます。
・最新バージョンのiOSにアップデートしたiPhone 11以降およびiPhone SE(第3世代)
・最新バージョンのiPad OSにアップデートしたiPad Pro(第 5 世代以降)、iPad Air(第 4 世代以降)、iPad mini(第 6 世代)、iPad(第 9 世代以降)
・Apple TV 4K(第3世代)
Apple Music Singの使い方
Apple Music Singの使い方は下記の通りです。
[1] Apple Musicのアプリを開き、曲を再生して歌詞を表示します。
[2] 画面右にあるマイクのアイコンをタップします。
[3] スライダを上下にドラッグすると、ボーカルの音量を調節することができます。
Apple Musicの歌詞が表示されない時の原因と対処方法
歌詞を表示させるアイコンを選択できない、歌詞がなかなか表示されないなど不具合が生じた時には以下のような原因が考えられます。
- 歌詞が登録されていない曲を再生している
- インターネットの接続環境が悪い
- 機内モードになっておりインターネットに接続されていない
- 端末に機能制限がかかっている
それでは、それぞれの原因と対処方法について詳細を確認していきましょう。
歌詞が登録されていない曲は歌詞が表示できない
Apple Musicで配信されている曲は、全てに歌詞が登録されているわけではなく、中には歌詞情報がない楽曲もあります。歌詞がない曲は吹き出しアイコンがグレーアウトしており選択できないようになっています。
ご自身で購入した曲やCDから取り込んだ楽曲にはパソコンからカスタムの歌詞を登録できるものの、配信曲には自分で歌詞を登録することができません。
歌詞が今後追加されるのを待つか、外部の歌詞サイトなどを閲覧するようにしましょう。
インターネットの接続環境を見直す
インターネットの電波が弱かったり、通信環境の良くない所にいると「歌詞を読み込めませんでした」というエラーが表示されることがあります。
ダウンロードしてあった曲だとしても歌詞を表示させるにはインターネット環境が必要なので、電波の良い所に移動するかWi-Fiモデムを再起動させるなどして対処しましょう。
機内モードを解除する
デバイスが機内モードになっており、Wi-Fiにも接続されていない状態だと歌詞を読み込むことができません。機内モードで使用する場合はWi-Fiをオンにするか、機内モードをオフにしましょう。
端末の機能制限を解除する
iOS端末には、未成年者に不適切なコンテンツを表示させないようにする機能があり、機能制限がオンになっていると「E(EXPLICIT)」マークが付いている楽曲の歌詞を表示させることができません。
機能制限をオフにしたい場合は、下記の手順で解除することができます。
[1] 端末の設定を開きます。
[2] 「スクリーンタイム」を選択します。
[3] 「コンテンツとプライバシーの制限」を選択します。
[4] 「コンテンツ制限」を選択します。
[5] 「ミュージック、ポッドキャスト、ニュース、フィットネス」を選択します。
[6] 「不適切な内容を含む」にチェックを入れます。
これで、「E」マークを含む楽曲の歌詞も表示できるようになります。
Apple Musicで歌詞を表示する際の注意点
Apple Musicで歌詞を表示する際、以下の点に注意しておく必要があります。
アルバム単位で曲を再生している場合は操作が違う
アルバム再生の場合は、通常と表示が異なるため、曲再生後に画面下のタイトルバーをタップして吹き出しアイコンを表示されてから歌詞を表示される必要があります。
歌詞の表示は縦向き対応のみ
「画面を横にして大きな画面で確認したい」などの場合もあると思いますが、ミュージックアプリでは縦表示にしか対応していないため、横向きで歌詞を表示することはできません。
CDから取り込んだ曲は歌詞非対応
歌詞が表示されるのは、Apple Musicで配信されている楽曲のみになります。CDからリッピングした曲などは、歌詞表示に対応していないので注意してください(歌詞の追加は可能です)。
歌詞を複製することはできない
Apple Musicで表示される楽曲には著作権があるので、歌詞のコピーや不正利用などはできないようになっています。あくまで歌詞の表示のみということを覚えておきましょう。
まとめ
今回の記事では、Apple Musicで歌詞を表示する方法をご紹介させて頂きました。Apple Musicの歌詞表示機能は非常に優れており、歌詞を覚えたりカラオケ練習に利用するのに最適です。
また、初めての方なら1ヶ月の無料トライアルもついているため、この機会に一度利用してみてはいかがでしょうか。